検査について
丸川病院では脳卒中の予防・早期発見に対しては3テスラの最新MRI、MRA検査機器およびCT検査機器を備え、外来受診された当日に撮影することが可能です。また、胸腹部内臓悪性腫瘍の検索や腹部症状の原因検索として腹部エコー検査および内視鏡検査機材を配備し、受診当日、絶食で来院いただけましたら、いつでも検査することができます。
MRI検査(3.0T)
MRI検査とは、磁場を利用して体内の様子を画像化するもので、解剖学的、質的診断にきわめて有効な検査です。被ばくもなく、安心して検査を受けていただくことができます。
脳梗塞や脳動脈瘤検索のための脳・脳血管に対するMRI検査にかかる時間は1人あたり約20分程度で、可能な限り受診いただいた当日に撮影するよう心がけています。
※予約の状況によっては、後日検査を受けていただくこともございます。
CT検査(16列)
CT検査は、X線を使って身体の断面を撮影できる検査です。 体内の様々な病巣を発見することができ、特に心臓、大動脈、気管支・肺などの胸部、肝臓、腎臓などの腹部の病変に関しては、優れた描出能が知られています。
腫瘍マーカー異常や腹部エコー検査にて腫瘍性病変が疑われた場合、造影剤を用いることで膵がん・胆道がんなどの腹部臓器の詳細な検索が可能です。
超音波検査
エコー検査とは、超音波を利用して体内の様子を画像化するもので、形態的及び血流動態の診断にきわめて有効な検査です。被ばくや痛みもなくリアルタイムに短時間で安心して検査を受けていただくことができます。
頸動脈超音波検査
頸動脈のIMT(Intima-Media Thickness:内膜中膜複合体)を瞬時に自動計測できる機能を搭載し、動脈硬化の評価に役立ちます。腹部超音波検査
肝臓・膵臓・胆のうなどの消化にまつわる臓器と腎臓、前立腺、膀胱の泌尿器、卵巣、子宮などの女性付属器のスクリーニング検査が放射線の被曝なく安全に行うことができます。心臓超音波検査
心臓の収縮機能や弁の狭窄、閉鎖不全、心膜液の貯留などを見ることができます。
内視鏡検査
当院では胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)および大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)を行っております。地域の検診として行うことはもちろん、腹痛・胃痛などの有症状時、腹部のがん検査の一連の検査として腹部超音波検査と合わせて、可能な限り受診いただきました当日に検査を行うようにしております。検査を希望される方は内視鏡前処置についてご一読いただき、受診してください。
骨塩定量検査
当院ではレントゲンを利用して骨密度を測定し骨粗しょう症の診断を行うことが可能です。骨粗しょう症は高齢者の寝たきりの原因となりうる腰椎圧迫骨折や大腿骨頚部骨折を発症しやすくなるため、その予防として内服・注射による治療を開始いたします。