生活習慣病予防のすすめ
生活習慣が原因とされる病気、いろいろ
あなたは大丈夫ですか?
- 丸川病院では、『予防医療』に力を入れています。
- 健康の保持・増進のため、生活習慣病予防は現代人の課題です。
- 病気は、治療する時代から未然に防ぐ時代へ変わりました。
- 定期的に検査・メディカルチェックを受け、健康の保持増進にお役立てください。
ニコチン依存症
タバコには肺ガン、気管支炎、喘息、肺気腫等の原因となる「タール」が含まれていますが、一緒に含まれている「ニコチン」は「たばこをやめさせない」物質で、「依存症」と深い関係があります。
ニコチンには切れるとイライラする作用があり、血中濃度を上げるために次のタバコに手をださずにはいられなくなります。これが「ニコチン依存症」です。
当院で行う検査
呼気一酸化炭素測定器(呼気中の一酸化炭素を測定します)/スモーカライザー
治療について
当院では、 ニコチンパッチを用いた禁煙指導を行っております。
ニコチンパッチ(保険適用)・・・皮膚に貼ると皮膚からニコチンが浸透して血中ニコチン濃度が上がるので、イライラを抑えられます。数ヶ月の経過観察を要します。
メタボリックシンドローム(症候群)
日本の三大死因はガン、心臓病、脳卒中ですが、心臓病と脳卒中の原因となる「動脈硬化」は、肥満などによる生活習慣病によって引き起こされます。
高血圧、高脂血症、高血糖、肥満が死の四重奏と呼ばれ、このうち2つ以上を合併した状態をメタボリックシンドロームと呼んでいます。
当院で行う検査
CT検査/血液検査/BMI検査/血圧検査
治療について
内臓に蓄積した脂肪の解消を促進する運動療法と、食事療法による摂取カロリー制限が基本となります。また、禁煙指導も必要とします。
ただ、危険因子に対しては、薬物療法も平行して実施します。
骨粗鬆症
骨の量が減少して、骨の構造に変化が生じて骨折しやすい状態の事をいいます。また、骨折の他、変形、胸腰背部痛があげられます。
一般的に閉経後の女性がかかる率が高いようです。
当院で行う検査
骨塩量測定装置による精査
治療について
薬、注射によって骨量減少を防止し、骨折するのを予防します。また、薬によっては骨量増加効果もありますが、副作用もあります。
睡眠時無呼吸症候群
睡眠中に断続的に無呼吸を繰り返して、その結果、日中に眠気を感じるなど種々の症状がでます。いびき、肥満が原因です。交通事故、脳卒中の要因にもなります。
当院で行う検査
問診(スクリーニング)
…家庭で行える睡眠時の体内の酸素濃度の検査
PSG(ポリムノグラフィー: 終夜睡眠ポリグラフ検査)
…検査機器を体に取り付け、一晩寝て脳波・心電図・酸素飽和度・眼球運動などを調査して診断する検査
治療について
CPAP治療法…鼻マスクを介し閉鎖した気道に圧をかける機械を使う療法。(専門の医療機関を紹介しております)