リハビリテーション科のご案内
リハビリテーション科とは、
病気や怪我などにより自分で動けない患者様に対し、
自立に向けた治療を行う科です。
リハビリテーション科の主な病気と治療
脳梗塞などの脳血管障害や脳の何らかの障害による運動麻痺や高次脳機能障害、腰椎損傷のような外傷による運動障害の方へのリハビリを行っております。
チームで密に連携をとりながら、リハビリ専門職種をはじめ、病棟スタッフが一丸となって、機能回復と生活機能の再獲得のための、専門的リハビリテーションを提供しています。
入院部門
- 脳卒中や頭部外傷・脊髄損傷などの神経疾患や骨折などの運動器疾患の発症後早期の方
- 肺炎などの内科疾患や手術等により筋力・体力が低下し生活能力が低下した方
- 在宅療養中に生活能力が低下した方
- 脳疾患による麻痺などの後遺症の改善を望む方
- 重度の疾患によりねたきりとなったが少しでも反応や生活行動を引き出したいと望まれる方
を主な対象とし,「その人らしい生活」の再獲得を目標に,セラピスト,看護師,介護福祉士,ソーシャルワーカー,医師などが多職種チームを結成し診療を進めています.
平成28年2月にオープンした新病院の病棟は,最新機器・設備を有するリハビリ室を病室・スタッフステーションがとり囲む構造を特徴としています.専門的な訓練を提供できるハード面の環境が整備された上に,多職種が患者さんの状態を把握しやすくコミュニケーションもとりやすくなり,リハビリのアウトカム(どれだけ早く・どれだけ大きく改善できるか)を左右する多職種協働体制(いわばソフト面の環境)も大きく改善しました.
リハビリテーション科医師による治療として,麻痺などに併存する手足のこわばり(痙縮)に対する「ボツリヌス療法」を行っています.また,その治療後に集中的なリハビリテーションを行い,麻痺の改善を図る短期集中入院リハビリプログラム(ASSISTプログラム)も行っています.詳しくはこちらをご参照ください.