理事長挨拶
このたびは、丸川病院のホームページをご覧頂き有難うございます。
丸川病院は、脳神経外科・整形外科・リハビリテーション科を診療科目として、昭和54年9月17日に開院し、県下でもいち早くCT、MRIを導入し診療を提供してまいりました。
そして、37年経過した朝日町の旧病院から得られた反省を元に、より良い医療を提供できる新しい病院へと生まれ変わり、平成28年2月から入善町青島にて診療を開始いたしました。
外来診察では脳神経外科専門病院として最新のMRI検査機器を導入し、患者さんの症状に合わせて、初診時に検査を行い、脳卒中の予防と早期発見につとめることを心掛けています。また、脳卒中をきたすお身体には内科的な疾患が併存することも多く、移転開業に合わせて、一般内科・消化器内科を新たな診療科として加えることで、内科としての観点からも皆様の健康管理にお役にたてるようにいたしました。
病棟では、従来の脳卒中に代表される脳血管疾患の亜急性期治療や、骨折などの整形外科疾患の治療に加え、内科疾患の急性期・亜急性期治療も開始しています。また、平成20年から充実を図っているリハビリテーション部門を、病室とリハビリ訓練室の導線を短くするよう工夫した構造としたことで、疾患に伴う生活機能障害をより効率的に改善させ、安心してご自宅に退院できるよう努めております。
今後とも、地域の皆様方に急性期の診断から回復期、維持期まで、切れ目ない医療の提供に取り組んでいきますので、これからも宜しくお願いいたします。
理事長 丸川 忍
院長挨拶
少子高齢化が急速に進む本邦では、今後、国民の医療や介護の需要がさらに増加していくことが予想されています。このような社会背景・医療事情に対応すべく、厚生労働省では高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもと、可能な限り住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができる地域の包括的な支援・サービス提供体制(地域包括ケアシステム)の構築を推進しています。
このような背景にある中で、丸川病院は下新川郡入善町青島に新病院を完成させ、平成28年2月より新たな診療を開始いたしました。丸川病院は様々な疾病の急性期治療を終えられた患者さんへ、医師、看護師、理学・作業・言語聴覚療法士、介護士、栄養士がチームとなって心と身体の管理を行い、集中的なリハビリテーションサービスを提供し、慣れ親しんだ地域、環境に戻り、いち早く元の生活が送れるような医療を目標としています。このような医療を実現するため、2階入院病棟はワンフロア設計として、病室、廊下にゆとりあるスペースを確保し、間仕切りを作らず、病室を出たらすぐにリハビリ訓練が行える空間を設けました。この構造は、スタッフステーションからリハビリをしている患者さんの状態を常に確認でき、医師、看護師、療法士がその情報を共有することで、相互の観点からより良い治療方針を立案し、効率的な病態の回復、社会復帰へのお手伝いを可能にすると考えました。1階外来診療フロアには3.0テスラの最新MRI検査機器をはじめ、CT検査、超音波検査機器を配備し、脳/脳血管のより細かな状態を観察することで、脳卒中の予防・早期発見が可能となりました。また診療部門も従来の脳神経外科・神経内科・整形外科に加えて、新たに一般内科・消化器内科の診療を開始し、上部・下部内視鏡検査、腹部超音波検査による内臓悪性腫瘍を含めた全身疾患に対する検査・治療が可能となりました。
丸川病院は地域の皆様のかかりつけ医として「その人らしく生きる!」をモットーに、全力で取り組んでまいりますので、よろしくお願いします。
院長 丸川 浩平