脳神経外科・神経内科・整形外科・内科・消化器内科・リハビリテーション科

医療法人社団 秋桜 丸川病院

〒939-0624 富山県下新川郡入善町青島396-1

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リハビリテーション

言語聴覚療法士の役割


 言語聴覚士は、ことばや発声・発音、認知などのコミュニケーションに関する機能に問題がある方、食べること・飲み込むことに問題のある方に対して、検査・評価・リハビリテーションを行い、自分らしい生活を構築できるよう支援します。

当院の言語聴覚療法の特色

口から食べることへの支援

 当院では摂食嚥下障害に対して、「口から食べる」ことにこだわって、STのみでなくチームで取り組んでいます。医師・看護師とともに嚥下内視鏡検査(VE検査)にて嚥下機能のどこに問題があるのかを確認し、適切な食事形態や姿勢の判断を行っています。また栄養士と密な連携をとり、嚥下訓練としての食形態や食事量・回数の細かな調整も可能です。さらに今後の嚥下リハビリの進め方の計画やゴール設定まで、チームで相談しながら行っています。

口腔器官への取り組み

 遷延性意識障害の患者様、また重度嚥下障害の患者様にも、「食べられるお口作り」をモットーに、顔面表情筋の拘縮予防・口腔の廃用性変化の予防・口腔咽頭機能の賦活を目的にして、口腔リハビリに積極的に取り組んでいます。
 口腔リハビリは、歯科医の指導のもと、モアブラシやファンファンブラシ等のケア物品を使って、病棟スタッフと協働しながら行っています。また、在宅生活へ戻っても、ご家族の方でも続けられる口腔ケアやマッサージの方法を提案・指導しています。

その人らしい生活支援

 高次脳機能障害や失語症の患者様も、退院後の生活で「その人らしく生きる」ことができるよう、訓練室での訓練や机上課題だけでなく、患者様一人一人のニーズに合わせたアプローチ、ご家族のニーズに合わせたアプローチ、今後の生活を見据えたアプローチを行っています。